EC2上で立てたWordPressをRDSに移行してみる
こんにちは、初心者向けシリーズです。
今回はEC2(Linux 2)上でWordPressを立てたものをRDSに移行してみます。
前提
EC2はLinux t2.microで構築済み。
※EC2構築は【初心者向け】営業がVPC作成からEC2インスタンス構築までやってみましたを参照。
RDSはEC2と同じVPC上にMySQLにて構築済み。RDSのセキュリティグループでEC2のセキュリティグループからのインバウンドを許可する。
【初心者向け】RDS for MySQLを構築しEC2からアクセスしてみるを参照。
WordPressのインストールはEC2(Linux 2)上でLAMPサーバとWordPressをインストールしてみるを参照。
2020/10/25時点での情報になります。
EC2インスタンスからRDSに接続出来る事を確認
まずはインスタンスに接続し、RDSに接続出来る事を確認します。
mysql -u admin -p -h ”RDS Endpointのホスト名部分”
下記画面が出たら成功です。一旦exit で終了します。
MySQLのデータを移行する
MySQLのデータをエクスポートする
まずはEC2インスタンスにあるMySQLのデータをエクスポートします。
mysqldump -u root -p ”wordpressのデータベース名” > export.sql
※WordPressのデータベース名は私の前記事で作成してる場合は”wordpress-db"になります。
Enter passwordと出るのでEC2 MySQLの管理者パスワードを入力します。
これでEC2上にあるMySQLデータをexport.sqlとして保存します。
MySQLのデータをRDSにインポートする
まずはRDSに空のDBを作成します。(今回は”wordpress”という名前で)
mysql -u root -p "RDS Endpointのホスト名部分”
Enter password:
mysql> create database wordpress;
mysql> exit;
エクスポートしたデータ(export.sql)をRDSにインポートします。
mysql -u admin -p -h ”RDS Endpointのホスト名部分” wordpress < export.sql
Enter passeord: "RDSの管理者パスワードを入力”
インポートされているか下記コマンドで確認します。
mysql -u admin -p -h ”RDS Endpointのホスト名部分” wordpress
Enter passeord: "RDSの管理者パスワードを入力”
mysql> show tables;
exit
wp_から始まるテーブルが複数表示されたら成功です!
WordPressのDB接続設定
EC2⇒RDSの接続に変更する為、DBの接続設定を初期化します。
まずは設定ファイル(wp-config.php)をホームディレクトリ配下に移動させ設定を初期化させます。
sudo mv /var/www/html/wp-config.php ~/
http:// 紐づけてるElastic IPアドレス を開いて、Wordpressの初期設定を始めます。
Database Name はWordpress、UserNameはadmin、RDSのパスワード、データベースのホスト名はRDS Endpointのホスト名部分を入力します。
※設定画面で何故か言語選択がでてきませんでした。。英語で進めていきます。日本語化はまたブログを書きます。orz
インストール画面でRun the installation をクリックします。
すでにインストールされています、と表示されます。これはすでにRDSにデータを移行してるので正しい表示です。
これでRDSにデータを移行が完了しました!(洲崎のAWS,というブログも残っていました)
まとめ
今回はEC2上のWordpressをRDSに移行してみました。
RDSはEC2と比較し、自動バックアップやフェイルオーバ、メンテナンスウィンドウ等の機能を兼ね備えております。
AWSにて運用管理されるマネージドDBサービスで運用を検討されている方がいましたら参考にしてみてください。
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ではまた!AWS営業部の洲崎でした。